結成30周年記念!スピッツ「醒めない」ライブDVDレビュー

スピッツ結成30周年を記念して2017/05/03に発売されたライブDVD「醒めない」を観て、聴いてファン目線で勝手に分析してみました。それ以外にもスピッツ耳より情報などを書いていければと思っています。

スピッツ「醒めない」DVDレビュー 8曲目:アカネ

スピッツ結成30周年を記念してライブDVD「醒めない」を勝手にレビューする企画。8曲目は「アカネ」。

 

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2000年7月に発売された9thアルバム「ハヤブサ」に収録されている。軽快なミドルテンポの8ビートが気持ちいい良曲だ。

 

この曲で僕が好きなところは、(歌詞やメロディーは良いとして)サビのところ(1番でいうと「ひとつ~ 遠く~ 歩き出そうか」のところ)のギターとベースのフレーズ。

これはイントロやアウトロ(エンディング)でも一貫して演奏されているフレーズだけど、何度聴いても、なんか飽きないね。聴いてて気持ちいい。すがすがしい感じがして好き。

 

ギターのフレーズは聴こえやすいから分かりやすいけど、実はベースのフレーズもよく聴いてほしい。通常のベースの役割を少々逸脱したメロディーっぽいフレーズを演奏しているんだ。

 

通常のベースの役割は文字通りベースコードを弾くこと。コードがCだったらドの音を、Fだったらファの音を基本鳴らす。それを忠実に弾くべき曲ももちろんあるけど、僕はこの曲みたいに「ベースも唄ってる」ようなフレーズが好きだ。

 

しかもギターやメロディーの邪魔をせずに。この曲ではジャマをするどころか大いに曲を盛り上げていると思う。何度聴いても飽きない理由はココにある気がする。

 

 

この曲は実はちょっと変わっていて、曲の構成が普通のJ-POPの売れ線とは違っている。

 

その理由は曲の長さが極端に短いのだ。

 

歌詞でいうと1番は「悲しい日には 新しい歌 ひとつ 遠く 歩き出そうか」ここまでだ。時間でいうと26秒。2番もほぼ同じ長さだ。

 

1番が30秒もないから普通のJ-POPの1番の長さよりすごく短い。

参考までに「チェリー」だと1番の長さは1分くらい。なので「アカネ」は売れ線のセオリーからは外れた作り方になる。あくまでJ-POPの話だけど。

 

この曲の構成はどちらかというと初期のビートルズとか昔の曲の構成に似ている(と思う)。初期のビートルズの曲はこういった1番の長さが短い曲が多い。

例えば「抱きしめたい(I want to Hold Your Hands)」とか。ビートルズの場合は曲全体も短く2分半で1曲が終わってしまい、あっという間に曲が終わってしまう。曲がイイから繰り返し聴きたくなるんだよね。

 

 「アカネ」の場合はイントロを長くしたりギターソロを入れたり、唄とギターだけにしてみたり、、いろんなアレンジで何とか延ばしに延ばして4分という長さにまとめている(気がする)。曲の構成もこれ以上ないくらいのアレンジをしているんじゃないかな。

 

このように1番の長さが短いから何度も同じフレーズ、コード進行を繰り返さないといけない。にもかかわらず視聴者を飽きさせずに1曲聴かせられるのは、アレンジもそうだけどやはりメロディーが良いからなんだろうね。

 

ちょっとほめすぎかもしれないけど、イイ曲だと思う。

 

 

 

 

チケット届いたよ!スピッツ・アニバーサリー・ツアー「30・50」

2017年7月から始まる SPITZ Anniversary Tour「THIRTY30 FIFTY50」。

 

ついに届いたよ!チケット。

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スピッツのツアーは年々取りずらくなっていて、前回の「醒めない」ツアーの時はファンクラブに入っていてもチケットが取れないという現象が起こっていたそうだ。

 

僕の家族はまだ子供のおむつが取れていなかったので親に預けるのも悪いねということでライブに行くのを見送っていたのだけれど、最近やっとおむつが取れたので行けることになったのだ!!

 

今回のツアーはアニバーサリーツアーということもあって比較的大きな会場で行われる。なのでチケットも取りやすいみたいだ。

 

妻がファンクラブ「スピッツベルゲン」に入会しているのでファンクラブ先行予約でチケットをゲットしてくれたのだ。妻もライブチケットを手に入れるがために入会しているようなもんだと言っていた。

 

僕はライブ行くこと自体、久しぶりなのですごく楽しみだ~。やっぱり会場に行くだけでもわくわくするよね~。

ただ今回取れたチケットの座席は草野さんや他のメンバーが小さく小さくしか観れない。。大きな会場の宿命だよね。

おそらく草野さんの身体が、人差し指の先から第一関節くらいまでに収まる程度しか観れないと思われる。。。。。。。(泣)。それくらい後ろの席だ。

 

まぁそれは仕方ないとして、今からオペラグラスでも買おうかと話しているところだ。せっかく行くんだから楽しまないとね。

 

ちなみに今回ファンクラブ「スピッツベルゲン(Spitzbergen)」会員の人だけ会場でプレゼント抽選会に参加できるんだって!

何が当たるかお楽しみらしいけど、妻は今から楽しみにしてるみたいだ。こんな企画も地味にイイね。

 

 

みんなはもうチケット手に入れただろうか?

今からチケットを手に入れようと思うと先行発売は終わっているから、一般発売に懸けるしかないと思うけど、それでも手に入らなかった場合は下のリンクから手に入れてみてはどうだろうか。

チケットストリート公式サイト

viagogo公式サイト

ここはチケットを高額で取引する場所だから(もちろんチケットに人気がなければ安価で取引される)、ここでチケットを買ってしまうと、いわゆる転売ヤーの餌食になってしまう。

だけど、僕は、、、それも仕方ないかなと思う。

 

ライブに行けるタイミングって人それぞれ限りがあって、いつでも行けるのは若いうちだけだったなって最近特に思うのだ。

そのタイミングでしか行けないのであれば少々お金出してでも何とかして確実にチケットを手に入れたいと僕は思う。

 

こんなこと書きたくないが、スピッツもいつまでライブできるかわからないし。行けるうちに行ってた方がいいと思う。

スピッツ「醒めない」DVDレビュー 7曲目:ビギナー

スピッツ結成30周年を記念してライブDVD「醒めない」を勝手にレビューする企画。7曲目は「ビギナー」。

 

この曲は通算13枚目になるアルバム「とげまる」(2010年10月発売)に収録されていて、37thシングルでもある。当時のゆうちょ銀行のCMソングにもなった。

 

 

スピッツの歴史からしたら比較的新しめの曲だ。

壮大な感じの楽曲の構成だが、僕個人としてはこの曲の印象は薄い。心に残らないんだ。理由はわからない。

メロディーもシングルになるくらいだからイイと思うんだけど、何がそんなに僕の心が動かないのだろうかと今回いろいろ考えてみた。

あれこれ考えているうちに上のゆうちょ銀行のCMを観ることになったんだけど、この映像を見てこの曲の印象が少し変わった。

このCM見たことなかったけど、イイね。何がイイのか具体的なことは書けないけど、何か感動する。みんながただサッカーしてるだけなのにね。。

 

そのうしろで流れている「ビギナー」がまたイイね。CMに合うというか。イイ映像にハマるイイ楽曲といったところか。

曲単体ではあまり印象なくても、映像や他のメディアとミックスすることで映える曲っていうのもあるんだね。 

 

ライブでもバックに何か感動するような映像を流しながら演奏すると、もっとこの曲の良さがライブでも引き立つんじゃないかな。

どうだろう?イイ案じゃない?そんな曲がライブで1、2曲くらいあってもいいと思うんだけども。セットにお金かかるけどね。スタッフの人読んでくれないかな~。。

 

 

スピッツ「醒めない」DVDレビュー 6曲目:チェリー

スピッツ結成30周年を記念してライブDVD「醒めない」を勝手にレビューする企画。6曲目は「チェリー」。

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ちなみにそばにある円形のモノはダイソンの扇風機だ。暑いだろうからね。

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この曲は、、、言わずと知れたスピッツの超代表曲。この曲を知らずしてスピッツのファンとは言えない。ファンでなくとも一度は聴いたことがあるはずだ。

 

…ただ今の若いコ達だと、ファンじゃなければもしかしたら知らない人もいるかもしれないね。僕はそれこそどこに行ってもこの曲が流れていた時代を知っているからそう思うだけで。。。自分だけの尺度で物事を捉えてはいけないね。

 

こんな名曲の、今更何を書けるだろうと考えていたが、とりあえず書いてみようと思う。

 

この曲が発表されたのは1996年4月。「ロビンソン」が発売されてから丁度1年後。「ロビンソン」がロングセラーとなって次のシングル「涙がキラリ☆」もヒットし、更にその前に出してた「空も飛べるはず」もリバイバルヒットしている中での「チェリー」の大ヒット。

まさにスピッツが売れっ子になった時代だ。

 

この曲を作ったとき草野さんは「(ロビンソンに続いて)また地味な曲を作っちゃったな。」と思ったそうだ。何がヒットするかなんてわからんものだね。

 

売上枚数は歴代シングルの中で2位の161万枚。ミリオンヒットですよ。CDが売れやすかった時代だったからっていうのもあるだろうけどそれでもやっぱりスゴイね。なかなかできるもんじゃない。

ちなみに1位は「ロビンソン」で162万枚。これもスゴイね。

 

この曲はもちろんライブでも頻繁に演奏されていて、ライブDVDにもよく収録されている。

いろいろ聴き比べてみたけど、どのバージョンもあまり変わりがない。何か書くネタにならないかと探してみたけどほとんど違いを感じなかった。まぁ、それだけライブアレンジとして完成されてるってことなんだろうだね。

 

この曲の好きなところは、メロディーの素晴らしさはもちろんだけど、あのリズムの跳ねた感じが好き。基本8ビートだけど跳ねたニュアンスを含んでいる。

あのニュアンスを出すにはプロの人なら出せて当然なんだろうけど、僕ら素人だとなかなか出せないよね。すごくうらやましい。

 

あと細かいところだけど、曲が始まる時のドラムのフィルがカッコいいよね。あれも崎山さんは自然な感じで叩いているけど、あのフレーズが叩けたらドラマーとして1人前!って気がする。

 

ライブとの違いを探そうと思ってPVも観てみた。

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みんな若いね。

 

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草野さんはなんかキンチョーしているみたいに見える(笑)。

 

久しぶりに観たけど、スタジオ盤は最後の大サビに入る前のAメロでブラスのアレンジが入っているんだね(※ブラス=トランペットやトロンボーンなどの金管楽器)。このアレンジはイイよね~。ステキ♪ライブじゃなかなかニュアンスまでは再現できないよね。。改めて原曲の良さを感じたな。